書店に行った
書店に行った。すこし前に母から貰った図書カードが使えるからだ。買いたい本は特に決めていなかった。強いて挙げるなら『日本語の作文技術』があれば買いたかった。とりあえず本を眺めてみて面白そうなら買おうかなと思っていた。
駅からすこし離れたところにある書店に行った。よく行く店だ。とりあえず日本語の作文技術を探して店内を適当に歩く。見つからない。出版社や筆者などは覚えていたのだけど見つけられなかった。
専門書を見る。プログラム関連の書籍をしばらく見ていない。たまには良いかなと思い『プログラミングGauche』を手に取る。GaucheとはSchemeの処理系の一つである。
実はSchemeに興味を持っている。もっと言えば関数型のプログラミング言語に興味がある。やはり関数型といえばLISPだろう*1。LISPの方言はたくさんある。覚えている範囲ではCommon Lisp, Emacs Lisp, Schemeだ。LISPをやるならSchemeが良いのではないかと考えている。詳しくは知らないが仕様を小さくまとめているらしい。簡素なのは良いことだ。特に初学者には良い。
『プログラミングGauche』を前から順に読む。ところがGaucheとSchemeとの紹介だけ読んで疲れてしまった。目ではなく足が疲れてしまった。家でのんびりと読みたい。横になって読みたい。買って帰りたいと思った。
しかし迷った。なぜなら『日本語の作文技術』は1500円もしない。Amazonで買えば送料がかかってしまう。一方の『プログラミングGauche』は3000円を越えている。これと一緒に買えば送料がかからない。それに買ったとして持って帰るのも重いし大変だ。
帰ってからAmazonで買えば良い。送料もかからない。持って帰らずに済む。一石二鳥だ。なんという名案だろう。自画自賛した。私はAmazonで買うことにした。
帰り道にスーパーで買い物をしていて財布に入った「図書カード」に気づく。