一日一冊『上達の法則―効率のよい努力を科学する』岡本浩一

上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)

上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)

今日の一冊は『上達の法則―効率のよい努力を科学する』岡本浩一。いつのまにか読書キューにはいっていたので、図書館で借りた。作者についても知らない。どこかのブログで薦められていたか、新聞で薦められていたかか。まあ、なんでもいい。

PHP新書。よくある表紙。特に装丁で気になる部分はない。

あらゆる場面で上達する人もいれば、しない人も居る。これらは偶然だろうか、いや、きっとなんらかの法則があるはずだろう。それを記憶・認知の面から解明する。と、こんな内容。

ワーキングメモリとチャンクとコード化と。上級者は「体で覚えている」わけで、「体で覚える」というのを言葉で表現すると、このようになるのだな、というのが感想。はっきりと内容は覚えていないが、だいたい間違いないと思う。記憶・認知という記述にもっと注意すべきだった。しっかりとした基準で本書を選んだわけではないので、妥当な結末ではある。

面白くないかと言われれば、そんなことはない。自分が思っていた以上に、「記憶」という側面が強く出てはいたが、おおよそ期待どおりだったからだ。自分の経験と1/3くらいは重ねられて、残り2/3はどうなのかよくわからない。自分が上級者に達しているものが一つもないということなのか。なんだか不安になる。

680円。妥当かな。